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広島ブラウン監督が優勝宣言
不安なし! 頂点も狙える! 広島マーティー・ブラウン監督(43)から堂々の「優勝宣言」が飛び出した。投手改革、前田の2番起用など独自戦略がオープン戦16試合を通じて効果を発揮。31日の開幕を目前に控え「不安は1つもない」とまで言い切った。9年ぶりのAクラス浮上、そしてその上へ。自信たっぷりで日本初陣に臨む。
さすがに優勝は言い過ぎ…と思うファンもいるだろう。だがブラウン監督はどこまでも本気だ。
「このチームなら勝てる。間違いなく勝つ。不安は1つもない。昨年までとは違うまったく新しいチームになったんだから。開幕が楽しみで仕方ないよ」。
後ろ向きな発言は一切しない楽観論者。だが、その素顔はしたたかな戦略家だ。「優勝宣言」の裏付けも当然そろえていた。
◆投手陣の意識改革
「全員が1つの考え方を信じてやっている。それが結果につながった」。投げ込みを禁止し、1球に集中することを覚えさせた。四球を嫌い、真っ向勝負を命じた。若い大島は「肩の力を抜いて集中できる」と好投を続け、同じく制球難だった長谷川も7回 2/3 で無四球無失点と変身。オープン戦のチーム防御率は2・96。自滅を続けた弱体投手陣の面影は消えた。
◆1番緒方・2番前田
「この数年間、出塁率が高いのは緒方と前田。広島には新井、嶋らいい選手が多いが、その前に走者を出さないと点は取れない。前田は安打だけでなく選球眼もよく四球を選べる。2番に置くのは自然なこと」。5番までのジグザグ重量打線はリーグ屈指だ。
◆チーム打撃の浸透
オープン戦最後の対巨人2連戦を前に、ブラウン監督は選手にカツを入れた。「漫然と打つな。凡退するにしても、意味のある打席にしろ」。選手は忠実に実行。好調高橋尚に打者10人で47球を投げさせた。梵(そよぎ)、山崎ら伏兵もしぶとい打撃を披露。「10球投げさせれば安打と同じ評価」と小早川打撃コーチ。個々の技量を生かした「打線」の完成に手ごたえを得ている。
投手陣の役割分担、守備の安定、積極走塁…。自信を裏付ける要素をいくつか挙げた。「選手はまったく違う角度で野球をするようになった。まだ足りない部分があるのでシーズンでも強い意識をもってやらせたい」と監督は言う。
広島OBでもあるブラウン監督は、巨人原監督同様「チーム愛」も持つ。「愛着がある。12球団どこでも選べるとしたら、迷わずこのチームの監督を選ぶ。今のカープは指揮を執りたくなるチームなんだ」。27日は完全オフ日。28日のナイター練習に備え、英気を養った。
球団には新球場を見据えた3年計画がある。もちろん「3年後に」ではなくて「3年以内に」。新生カープ、知将ブラウンの挑戦は31日、名古屋でいよいよ幕を開ける。【柏原誠】
[2006年3月28日12時29分 紙面から]