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ブラウン改革進めろ!OB西田氏監督直撃

 ブラウン改革を後半戦も進めてくれ-。プロ野球は25日からペナントレースが再開される。広島カープは敵地東京ドームで巨人と戦う。マーティー・ブラウン監督(43)を激励しようとOBの西田真二氏が練習を視察。ブラウン監督を直撃した。野球観、求める理想の選手像など、ファンが聞きたい監督の胸の内を西田氏が聞き出した。

 ハ~イ西田さ~ん。元チームメイトとの再会にブラウン監督の笑顔が弾けた。対談はなごやかな雰囲気の中で始まった。

 西田氏「まずはブラウン監督が感じている日米野球の違いから話してください」。

 ブラウン監督「日本では試合の序盤でも、まずは1点を取りに行く。米では序盤に得点機があれば大量得点を狙いにいく。選手心理も違う。日本では与えたれた役割を果たすため選手は重圧を感じている。例えば『三振してはいけない』などですね。米ではチャンスは『自分に有利な場面だ』と自然に感じています」。

 西田氏「WBCで日本は優勝しましたが、僕はまだまだ米に学ぶ事は多いと思う。監督はその辺りどう考えていますか」。

 ブラウン監督「日本は高校野球が盛んです。10代で負けたら終わりのトーナメントを経験します。WBCはその経験が大きかったかと思います。それと日本選手はユニホームの前に書いてある文字のために戦いました。米は選手が背中に書いてある文字のために野球をしたと思います」。

 西田氏「なるほど。日本選手はJAPANの文字のために戦った。米選手は個人の名のために戦ったというわけですね。でも個々の体格というかパワーは米が絶対的でしょう」。

 ブラウン監督「確かに米は体の出来上がった選手が多いですね。新井選手は日本を代表するパワーヒッターですが、ケングリフィーJrやAロドリゲスに比べたら飛距離には差がありますね」。

 西田氏「言葉の壁を感じないほど選手、スタッフとのコミュニケーションにも気を配っていると思いますが」。

 ブラウン監督「就任以来、いろんな試みをしてきました。結果の出ているものもあるし、出ていないものもある。チーム全体が変わろうとしているのですが、プロセスで悪い事が起こると『ブラウンの目指している方向性でいいのだろうか』と不安になる。今の時期こそコミュニケーションが必要かつ大切なんです」。

 西田氏「外から見ていて意識改革は進んでいると思うし、結果も中日に勝ち越すなど、ついてきていると思いますよ」。

 ブラウン監督「手ごたえを感じているのは東出、梵の1、2番。緒方の故障で1番に東出を使ったら結果を出してくれた。梵も我慢して使っている間に成長してくれた。まだまだ良くなる選手ですよ」。

 西田氏「どんなタイプの選手がブラウン監督の抱いている理想の選手なんですか」。

 ブラウン監督「ピート・ローズのように闘志が前面に出る選手にはたくさんいてほしい。1日の内に(試合時間の)3時間、グラウンドで全力を出し切ってほしい。それが出来ない選手は使わない」。

 西田氏「前半戦はプラス面がたくさん出たし、後半戦も頑張ってほしいですよ。ファンも監督には期待しています」。

 ブラウン監督「選手によく言うんです。『ファンの前でファンのためにプレーしよう。もしあなたが今日、お金を払って球場に来ていたとして、あなたのプレーに満足をしただろうか』と。ファンを、野球の神様を裏切らないようにしようと」。

 西田氏「改革には時間がかかる。まあ3年と思うけど、日本には『石の上にも3年』ということわざがある。ブラウン監督にこの言葉を贈りたいですね」。

 ブラウン監督「(通訳の英訳を神妙に聞き、笑顔で)頑張ります」。

[2006年7月25日17時24分 紙面から]

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