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広島黒田8連勝13勝目!防御率1点台独走

7回を7三振無失点で13勝目を挙げた先発の黒田(撮影・為田聡史)
7回を7三振無失点で13勝目を挙げた先発の黒田(撮影・為田聡史)

<広島3-0巨人>◇8月31日◇福岡ヤフードーム

 月間首位の巨人も軽~くひとひねり。今やセ界でNO1投手はこの右腕だ。広島黒田博樹投手(31)が8月31日の巨人戦で7回を散発3安打、無失点に抑え13勝目を挙げた。これで8連勝。7月以降の登板9試合の防御率は0・99と驚異の数字だ。セ・リーグでは89年巨人斎藤雅、槙原、広島大野以来となる防御率1点台を目指す。

 8回、黒田の打席で「代打緒方」が告げられると、普段は盛り上がる広島応援団が「ええ~!」と怒った。7回まで3安打無失点と巨人を手玉にとっていた右腕は、たった81球で降板。13勝目を手に引き揚げてきた黒田の顔には汗さえ流れていなかった。

 「余裕? いっぱいいっぱいですよ。7回で降りたけど先発の仕事はできた。行けたけど、監督が『次もある』と言ってくれたのでね。納得して交代しました」。ブラウン監督と相談し、試合前から早めの交代が決まっていた。

 計算づくだった。初回先頭からの4連続を含み、3回で7奪三振。「連敗中だったから攻撃のムードをつくろうと思った。早い回に攻めておけば、後半は相手が早打ちになってくるだろうし」。4回からは思惑通りになった。初球から丁寧にコースをついた。「巨人は一発がある。流れを変えさせないよう気をつけた」。

 03年の自己最高に並ぶ8連勝。交流戦最終戦の6月20日を最後に負け知らずで、連勝が始まった7月2日中日戦からの9試合の防御率は「0・99」と驚異的だ。今季通算も1・86でトップを守った。

 すごさを現すデータを清川投手コーチが公開した。今季はこれで打者743人、球数が2614。平均3~4球でに打たせている計算だ。同投手コーチは「常にカウントを有利にして、絶妙の制球で勝負している証拠。ほかの投手では真似できない」と舌を巻く。

 表には出さないが実は全身に張りがある。そんな状態で、チームの浮沈を背負う重圧は並ではない。「夏場に勝てているのはすごく自信になる。意識してますから」。涼しい秋にかけて、どこまで数字を伸ばすのか見ものだ。【柏原誠】

[2006年9月1日10時57分 紙面から]

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