このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 広島 > 広島カープ > ニュース


広島メニュー
  1.  
  2.  
広島カープメニュー
プロ野球情報
  1. スコア速報
  2. 日程&結果
  3. 勝敗表
  4. 対戦成績
  5. 個人成績

広島衝撃!黒田の阪神入り濃厚

 FAでの去就が注目される広島黒田博樹投手(31)の阪神入りが27日、濃厚になった。メジャー移籍や広島残留も選択肢としてあったが、近い関係者に阪神行きの意思を伝えていたことが分かった。黒田は27日、公式に広島球団から残留要請を受け、推定4年10億円以上の条件提示を受けた。急転残留の可能性がないわけではないが、王座奪回を狙う阪神に今季の防御率NO・1右腕が加わる公算が極めて高くなった。

 今オフのFA市場の目玉である黒田が、阪神移籍の意思を、近い関係者に打ち明けていたことが明らかになった。

 かねてから黒田は「優勝を経験したい。野球人である以上、緊張感のある試合で投げたい」という思いを持っていた。テレビ観戦した今回の日本シリーズについても「札幌のお客さんがたくさん入っている中でやれるのは正直うらやましい」と心境を明かした。

 大阪生まれ、大阪育ちの黒田にとって阪神はプロ入り前までは最もなじみの深い球団だった。優勝を狙える戦力と、常に大観衆で埋まる甲子園を本拠地とする条件も黒田の希望と一致する。数ある選択肢の中から「阪神」を選ぶのは自然な流れといえる。

 阪神も黒田がFA宣言した場合には獲得に乗り出すことをすでに決めている。02年オフに、広島から金本を獲得した際の総額4年12億円を上回る4年13億円(ともに推定)の球団史上最高条件を検討。エース井川がポスティング制度でメジャー移籍する可能性もあり、右のエースの「補強」はV奪回に向けて欠かせない。

 黒田は昨年、15勝で最多勝に輝き、今年も9月に右ひじ痛で戦線離脱したが、最優秀防御率賞(1・85)を獲得。リーグ2位タイの13勝を挙げた。脂が乗り切った日本屈指の右腕には、阪神以外にも西武やメジャーを含む数球団が本格調査に動いている。FA宣言後は、黒田自身は交渉の席に就かず、代理人を通して話を聞く考えだ。

 むろん、広島サイドも引き留めに必死だ。黒田はこの日、広島市内の球団事務所で鈴木清明球団本部長(52)から、正式に残留要請を受けた。「そんなに簡単に決められることではない。選択肢が色々ありすぎて結論を出すまでに至っていない」。その一方で「(他球団の)評価を聞いてみたい気はある」とも話している。

 広島はこれまで「宣言イコール移籍」を球団の方針とし、FA権を行使したうえでの残留は認めなかった。黒田がこの流れを変えた。球団初の「FA残留」を認め、推定4年10億円以上の球団最高年俸、さらには監督就任への道も開く「永久保証」まで用意した。鈴木球団本部長は2時間近い会談の中で、条件を本人に提示し「おまえがいないとどうにもならない」と強く残留を求めた。「球団の熱意は十分伝わってきた。これからも話す機会はあると思う」と話した黒田は、11月7日の申請期限いっぱいまで使って熟考することを、鈴木本部長に伝えた。

 16日の最終戦で復帰登板を飾った際には広島のファンから熱烈な声援を受け「決断する際の判断材料の1つになる」と話した。10年間過ごした広島をこよなく愛する男が、究極の決断を表明するときが迫っている。

[2006年10月28日11時15分 紙面から]

最新ニュース

記事バックナンバー



このページの先頭へ