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広島梵、日米野球に緊急招集
広島梵英心内野手(26)が10月31日、日米野球(3日から5試合)に緊急招集された。ソフトバンク川崎が負傷で辞退したためで、ルーキーではただ1人の選出。新人王候補に挙げられる3拍子そろった実力が認められた。この日夜、急きょキャンプ地宮崎を離れ東京入りした梵は興奮した様子で、MLB選抜のホワイトソックス井口への「弟子入り」を志願した。
夜8時の便であわただしく宮崎から東京に飛んだ梵は、うれしさを隠さなかった。待望している新人王より一足早い朗報だった。
「選ばれて本当に光栄です。まさかという感じ。日米の選手のいいところを吸収して帰りたい」。
広島からは新井、永川に続く3人目の選出。辞退者が続出したとはいえ「日本代表」がうれしくないわけがない。123試合出場、打率2割8分9厘の数字面だけでなく遊撃の守備、積極的な走塁など総合的に見ても資格は十分にある。
突然めぐってきた大舞台。まずは相手チームにいるホワイトソックス井口の姿を探すつもりだ。東都大学リーグの先輩(井口は青学大、梵は駒大)でもあり、以前から意識していた選手。スケールは違うが、俊足好守の内野手と共通点も多い。05年世界一の貴重な経験から放つオーラにも魅力を感じる。
「これまでも打撃を参考にしていた。井口さんも僕と同じでバットを振り切るタイプではないでしょう。実際、どういう感じで打っているのかすごく興味があります」。面識はないが、チャンスがあれば積極的に話し掛ける。「実際に話そうとしたら緊張して話せないかも。とにかく楽しみです」と目を輝かせた。
選ばれた以上、狙うはもちろん先発の座だ。遊撃手はほかに巨人二岡がいる。同じ広島・三次市出身の先輩だけに「押しのける」には少々遠慮してしまうかも? 「チャンスがあるならやっぱり先発で出たい。アピールポイントは攻走守での全力プレーです」と話した。
メジャー事情には詳しくないが「ある意味、オールスター以上の雰囲気でしょう。滅多にないチャンス。楽しみながらやりたい」と胸を躍らせた。広島の梵がその名を日米球界にアピールする。【柏原誠】
[2006年11月1日11時43分 紙面から]
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