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広島ブラウン監督「盗塁阻止せよ」

- 盗塁阻止の実戦練習でナインを指導する広島ブラウン監督(後方)
盗塁阻止イコール防御率アップ。広島の秋季キャンプ第2クール初日の2日、今キャンプ2度目の「スチール、バント、重盗防止練習」が、徹底的に行われた。「投手をつけてのこの練習は、バント、盗塁阻止等の総合練習になる。それぞれが与えられた部署を反復練習することで、実戦に即したものになる」。ブラウン監督は、熱く語った。
ネット裏に陣取ったブラウン監督の目が光った。今キャンプ2度目の「スチール、バント、重盗阻止練習」が、攻撃力よりも、投手陣を含む守りの野球を重視し、徹底するブラウンカープの原点と言ってもいい。
小早川コーチの指示が飛ぶ。「無死一塁」。「1死二塁」。この想定で打者が打席に立つと、送りバントか、盗塁阻止か、投手のバント処理かが瞬時に問われることになる。
マウンドに立った長谷川は、今季も極めつけの中継ぎ役でフル回転してきた。走者を先の塁へ進めない努力、捕手はバントの処理を瞬時に判断して、捕球後の送球を指示しなければいけない。
実戦に即した練習の中で、もっとも注目されたのが捕手の盗塁阻止だった。この日マスクをかぶったのは石原と白浜。特に石原は肩の良さを評価されてきたものの、今季の盗塁阻止率はリーグ7位の・245。1位巨人阿部の・443に大きく遅れを取ってしまった。倉と並んでのシーズン併用は、盗塁阻止率を含め、正捕手としての決め手に欠いたからだった。
この事実がリード面にも大きく影響し、チーム防御率をリーグ5位にしてしまった要因にもなった事は、本人が1番理解している。
「秋のキャンプでは、やる事がたくさんあります。この日ももっとも大切な部分を反復練習できました」と、正妻確保に必死だった。
「その部分(盗塁阻止)だけを狙ったわけではないが、走者をつけ、投手を立たせれば、総合的な練習が出来る。バントをきっちり決めることもそうだし、盗塁のスタート練習もそうなんだ。ハセガワには盗塁阻止のピッチングを身につけて欲しかった」。
ブラウン監督は、この練習の目的と狙いをはっきり口にしてみせた。この日の練習で盗塁阻止率がアップすれば、防御率も上がる。ブラウン野球は攻撃的な守りが最大の防御なのだ。点を奪われない野球。これが徹底できれば、来季目標のプレーオフ進出も実現に近づく。【金田茂徳】
[2006年11月3日12時17分 紙面から]
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