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“鯉敵”井川移籍で広島PO進出へ追い風
広島にとって、黒田の残留、阪神井川の海外流出はダブルの喜びだ。03年には8敗(1勝)、04年には無安打無得点試合をやられ、ここ4年間での対戦成績は15敗(4勝)と、井川はまさに「鯉敵」。
今季こそ2敗(1勝)に止めた。ブラウン監督はそこのところを強調する。「うちはいい打撃ができた試合では、井川を打ち込んできた。いい投手だが、太刀打ちできなかった印象はない」。
数字では確かに同監督の言うとおりだが、井川登板の前後の戦績が1勝4敗1分けでは、いかに井川中心に精力を使い果たしたかが分かろうというものだ。
井川を含めて、松坂(西武)や岩本(ヤクルト)らの海外流出に、ブラウン監督は異論を挟まない。
「自分たちをアジャストして、メジャーで力量を試すことはいいことだ。日本で力量を出した選手が、日本球界からいなくなるのはもったいないけど、彼らが育んできた夢なんだし、ボンズが日本でプレーすることになれば米国のファンが悲しむのと同じだ」。
それもこれも、黒田残留があっての余裕? の発言かもしれない。攻守で劣った対阪神に心身の余裕が出れば、ブラウンの目指す来季のプレーオフ進出も、確率が高くなった。【金田茂徳】
[2006年11月11日11時11分 紙面から]
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