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広島嶋、ドミニカ親善大使に

 広島の嶋重宣外野手(30)が10日、ドミニカ共和国との架け橋になることを誓った。今月上旬にテレビ局の収録で同国を訪れ、7日に帰国。恵まれない環境の中でもメジャーリーガーを夢見る野球少年の姿に心を揺るがされ、今オフから同国に野球用具を定期的に寄付することを決めた。

 「彼らは生活のために野球をやっているのに用具がない。今すぐに行動しなければと思った」。丸めた布の「ボール」をクギが突き出た角材の「バット」で打つ少年の姿。靴からはつま先が飛び出ていた。用具を買うために朝から靴磨きに精を出すが、1日の稼ぎは多くても数百円。人口の90%以上が貧困層と聞き「話には聞いていたけどショックだった。日本は恵まれすぎ」と絶句した。

 すでに現地の日本大使館に送付方法を手配。球団とも協力して、不要な手袋やスパイクを送る。広島は90年に創設したドミニカアカデミーから定期的に選手を来日させており、球団にとっても意義深い活動だ。

 同国出身のペドロ・マルチネスは母国に教会や小学校も建設している。嶋もその話に影響を受けた。いつかサミー・ソーサやペドロ・マルチネスのようにと夢見る少年たちを「赤ゴジラ」がサポートする。【柏原誠】

[2006年12月11日10時10分 紙面から]

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