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広島佐々岡ローテ死守で「40歳150勝」

 四十にして惑わず-。広島佐々岡真司投手(39)が6日、故郷の島根県浜田市で本格始動した。今年も引退と背中合わせの1年になるが、あらためて「ローテーション1年間死守」の誓いを立てた。巨人工藤、中日山本昌ら大ベテランに刺激を受け、あと14勝に迫った通算150勝にも意欲を見せる。難航している契約交渉にも歩み寄りの姿勢を見せ、力強く18年目の1歩を踏み出した。

 1月6日、朝7時45分。氷点下に近い凍るような寒さの中、佐々岡は今年もゴルフ場で白い息を吐いていた。地元浜田市の金城CCのハーフ9ラウンドを約30分で走り抜けると、坂道ダッシュを延々と繰り返した。39歳の顔には大粒の汗がしたたり落ちた。

 「ホントにつらい。もう走れない」と顔をゆがめながらも、表情は笑っていた。プロ3年目から続ける恒例儀式。芝生の匂いが鼻をつくと、佐々岡の体は動き出す。雪中の始動だった昨年と比べても、すがすがしいスタートになった。

 8月26日で40歳。年齢だけでなく、置かれた立場を考えても節目の1年になる。「昨年と同じで1年1年が勝負。先発は競争が厳しいから、まずはそこからね。ローテを守り抜くことだけを考えてやりたい」とよどみなく目標を語った。

 昨年と同様、ローテ落ち即引退という過酷な設定を自らに課す。そうして昨年も限界説を打ち破った。刺激剤になるのは同リーグで活躍する巨人工藤、中日山本昌。今年44歳、42歳になる超ベテランたちだ。

 「工藤さん、昌さんからはすごく刺激を受けている。あの2人が頑張っていると『よし、オレも』という気分になる。特に昌さんは自分と同じような投球スタイルだから」。昨年12月、大阪でのイベントで2人と会話を交わした。特別なアドバイスはなかったが「オレも負けられん」の気持ちを新たにしたようだ。

 通算150勝にもあと「14」と迫る。「この間、新聞で初めて知ったんだけどね(笑い)。モチベーションを上げるために、1つの目標としたい」と次の区切りも発奮材料になる。12日からは2年連続のグアム自主トレ。好成績を残したゲンをかついで、ほぼ昨年通りのスケジュールで開幕を迎える青写真だ。

 「昨年みたいにスタートをうまくやって流れをつかみたい。まあマイペースでやりますよ」。言葉とは裏腹に、早くも体中の血がたぎっているように見えた。【柏原誠】

[2007年1月7日11時47分 紙面から]

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