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広島黒田、残留決意させた大旗を返還

- 返還したメッセージフラッグを広げ、応援団の新藤会長(中央)と握手する黒田
広島黒田博樹投手(31)が最大限の感謝を込めた。14日、広島市のホテルで行われた応援団のパーティーに招待され、残留へ背中を押してくれたファンに直接あいさつ。同じく感謝を述べたブラウン監督や新井とともに今季のプレーオフ進出をあらためて誓った。15日から合同自主トレが始まる。3カ月前の感動の余韻を胸に、新しいスタートを切る。
壇上に1人で立った黒田は、約500人で埋まったパーティー会場を見わたすように丁寧に語りかけた。左脇には折りたたまれたメッセージフラッグが大事に抱えられていた。
黒田「昨シーズン、僕は大事な決断を下すことになりました。10月14日、16日のライトスタンドを見て、最後はそれが(決断を下す上で)大きかった。一選手のためにあそこまでしてくれて、とてもうれしく、とても感動しました。本当にありがとうございました」。
市民球場が燃えた最終戦のマウンドから3カ月。FA権を取得し、移籍か、残留かで揺れていた背中を最終的に押したのはファンの声。直接、礼を述べる場はなかったが「めったにない機会」(黒田)で思いのたけを伝えた。この日は全国広島東洋カープ私設応援団連盟の結成10年を記念するパーティーだった。タイミングにも恵まれた。
感謝を述べると同時に、残留希望メッセージが書き込まれた巨大フラッグを返還した。「15番の上にたくさんの思いを書いていただき、それを見せてもらって残留という結果になった。あの時の気持ちを忘れず頑張りたい。ファンの方々もあの気持ちを忘れずに応援してほしいと思い、この旗をお返しすることにしました」と説明した。
来賓として出席したブラウン監督もここぞとばかりに感謝の意を示した。「黒田の残留に関して大変貢献してくださいまして、ありがとう。やっぱり黒田にはカープの血が流れています」とあいさつし、会場を沸かせた。球団を通じて招待を快諾したのは「それだけではないが、黒田についてファンに感謝を伝えたかった。みんなの声が残留への流れをつくってくれたから」と明かした。
15日からは大野練習場で合同自主トレがスタートする。海外や沖縄で自主トレを行う一部選手をのぞいて、久しぶりに選手が大集合する。「新人も入ったし、みんなが集まる最初のスタート。新しい気持ちの自主トレを行い、キャンプに入っていけるでしょう」と黒田。開幕に向け、カープレッドの血を熱くたぎらせる。【柏原誠】
[2007年1月15日10時46分 紙面から]
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