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ブラウン監督祈り届かず…広島最下位
<巨人8-1広島>◇19日◇京セラドーム
祈り通じず…。広島・マーティー・ブラウン監督(44)が19日、対巨人戦(京セラドーム)ビジター練習前に、選手たちのバットケースを次々に別室に投げ込む“事件”があった。低迷する赤ヘル打線にカツ! と思いきや「バットが寝ていると思ってやった。バットよ目覚めよ! という気持ちを込めた」と説明。ブラウン監督の思いは通じず、この日も6安打1点のみ。巨人に1-8で完敗し、ついに開幕から6カード連続で勝ち越しなしとなった。
三塁側ベンチ裏で“事件”は起きた。選手たちのバットケースは箱に収まり、きれいに並んでいた。現れたブラウン監督は淡々とした表情で、素振り用のミラールームに次から次へとケースを投げ込む。散乱するバットケースを打撃投手らが片付ける。その後、またブラウン監督が現れ、今度は梵のバットだけを抜き出し投げた。この試合までチーム打率は12球団中11位の2割3分9厘。期待の3番梵は2割6厘だった。
ブラウン監督「半分冗談のつもりだったが、すべてのバットよ、起きてくれという思いを込めた。梵のバットだけを、もう一度投げたのには意味はない。手にとったのがたまたまそうだった」。
先発の長谷川が2回に巨人阿部に先制弾を浴びた。重苦しいムードが漂った。しかし、0-1の3回、先頭の森笠が左翼線へ二塁打。続く倉が巨人先発木佐貫の外角スライダーを中前へ。先制された直後に追いつく貴重な一打となった。「センター方向を意識していた。バットの先にかかってうまく打てた」(倉)。打線がつながり同点。ブラウン監督の思いが通じたかにみえた。
しかし、そこからまた重い沈黙…。4回1死二塁の好機にも4番新井、5番前田智が凡退。3者凡退は5度。結局6安打で1点。この試合が17試合目だが、ひとケタ安打は12試合目、1得点以下は5試合目だ。
ブラウン監督「バットに目覚めて欲しかったが、最終的にはバットではなくて、選手だね。今は調子のいい打者がいない」。
6カード連続勝ち越しなし。チーム打率は2割3分7厘となり12球団で最下位となった。1番中東は通算14打数無安打。クリーンアップはこの日11打数1安打。このカードから新打線を導入したが、苦しい戦いが続く。
ブラウン監督「米ではたまに監督がこういう(バットを投げるような)いつもと違うことをやって、選手の気持ちを切り替えさせる。今日は、みなさん(報道陣)が騒いだので、逆にマイナスな雰囲気を作ってしまったかも。でも、打線は意地をみせて上がってきてくれると思う」。
このままでは引き下がれない。シーズンは始まったばかりだ。バットはいつ目覚めるのか。打線の奮起が待たれる。【網 孝広】
[2007年4月20日12時11分 紙面から]
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