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ブラウン監督「残り全カード勝ち越せ!」

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全員ロングティーで豪快なスイングを見せる喜田
全員ロングティーで豪快なスイングを見せる喜田

 巨・竜に勝ち越せ! 広島ブラウン監督は練習再開日の26日、選手との個人面談をスタートさせた。新井、栗原らに「全カード勝ち越すつもりで戦え」と熱弁した。クライマックスシリーズ(CS)の第1ステージは3試合制。1カードをCSに見立てて戦っていく。セ・リーグ再開後はいきなり巨人、中日とプレーオフ進出が有力な強豪と激突。背水の陣でカード勝ち越しをもぎ取る。

 監督室に2時間近くこもっていたブラウン監督は、笑顔で報道陣の前に姿を見せた。日が大きく傾いた午後6時。リーグ戦再開まで4日間のブランクを利用して、選手と個人面談することを思いついた。栗原、広瀬、喜田ら一部の野手陣を相手に1人あたり20分ほど。この日最後の新井は30分以上におよんだ。

 「新井に話したのは広瀬や栗原に話したこととあまり変わらないよ。現状を乗り越えるためにチームとして、個人として何をすべきか」。そして、こう付け加えた。「これからはプレーオフ3連戦のつもりで戦ってほしい。カードを勝ち越すという高い意識を持ってくれと言った。これは全員に言うつもりだ」。

 借金13。大失速した交流戦で、身も心も打ちのめされた。だが指揮官は少しもあきらめていない。目標はプレーオフ進出、シーズン当初通り不変の方針だ。すでにコーチ陣には伝え、選手にも面談であらためて再確認させた。

 目標を現実にするために1カード単位で勝負する。大型連勝でマイナスを一気に取り戻そうとするのではなく、当たり前のようだが目の前の1試合、眼前の敵を倒すことに集中する。2勝のためには「捨てゲーム」も辞さない構え。

 セ・リーグ再開初戦はいきなり首位巨人とぶつかる。7月3日からは2位中日と。ともにプレーオフ進出が濃厚なチームだ。その2強に簡単に負け越すようなら、プレーオフ進出など絵に描いたモチだ。

 幸い、ローテーション投手は安定している。大竹は中日戦にはスタンバイ可能の見込みで、佐々岡も戻ってくる。あとは12球団最低打率の打線がいかに奮起できるか。練習再開初日のこの日は、さっそく野手陣を鍛えまくった。午後0時30分にグラウンドに出た選手が、全メニューを終えたのは5時30分だった。

 1時間の守備練習でユニホームは真っ黒に汚れ、1人約150球の連続ロングティーで締めた。キャンプさながらの猛練習。ブラウン監督は「充実していた。いい1日だったよ。ロングティーは好きな練習の1つ。日本で覚えて米国に持ち帰り、今メジャーで活躍している選手の何人もが経験した」と目を細めた。

 面談は27日も続き、練習後には選手・スタッフ全員による焼肉決起集会が開かれる。リーグ戦再開まであと2日。再スタートに向け、心に、体に、新たなカープレッドの血をたぎらせる。【柏原誠】

[2007年6月27日11時44分 紙面から]

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