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新井5戦連続打点、監督推薦で3度目球宴
<中日6-2広島>◇3日◇福井
広島は、新井の球宴選出を祝うことができなかった。追撃およばず中日に敗れた。しかし主砲のバットは相変わらず元気だ。6回に適時打を放ち、5試合連続の打点をマークし、セ・リーグ1位をキープ。最終打席も安打し、リーグ戦再開後の4試合は16打数8安打と好調だ。監督推薦で選ばれた新井は3度目の球宴出場となった。
北陸の湿っぽい雨空に、選手会長の球宴選出を祝う勝利は流された。中日を上回る10安打を放ちながら、2点しか奪えなかった。7回に2点差に詰め寄ったが、8回に登板した大竹が2失点し勝負は決した。
この日の試合前、新井に朗報が入った。監督推薦で3度目の球宴出場だ。すぐさま全セ監督の中日落合監督に歩み寄ってあいさつした。「何度選ばれてもうれしいですね。(抱負は)とくにはないけどフルスイングして打てればいいですね」。対戦したい投手は日本ハム・ダルビッシュ。「フルスイング? そうですね。ヒット狙いでいってもしょうがないですから」。力強く目標を語ったあと、こう締めた。「オールスターまで、残りの試合を大事に戦っていきたい」。
鯉軍の主砲は自分の言葉は実践した。あいさつしたばかりの落合監督の前で朝倉に襲い掛かった。「(朝倉に)いいところに投げられたらそうは打てない」と振り返ったが、6回に左前適時打を放ち、4番としてチームを鼓舞した。
これで5試合連続の打点。58打点でリーグトップに君臨している。「(打点は)意識していないが、点を取れないことには勝てないので。また明日頑張ります」。チームの敗戦に渋い表情だったが、主砲のバットはよく振れている。4打席目に中前打を放ち、リーグ戦再開後4試合で16打数8安打。3本塁打9打点、巨人3連戦からの好調を維持している。
ただし、いくら自分が好調でもチームがこの状態では胸を張って晴れ舞台に臨めない。ファン投票では黒田、前田智、栗原の3人が選ばれたが、監督推薦では1人だけ。投手は黒田以外誰もいない。チームの寂しい現状を表している。
ブラウン監督は「打線は振れてきている。中日に勝つにはなるべく無駄なミスをなくすこと。そして序盤にチャンスがあればそれをモノにすること。イニングの先頭が出塁すること。中日投手陣はそれを防いでいるから10安打でも2点しか取れない。残り2つ、とにかく勝ちたい」と言ってバスに乗り込んだ。
湿っぽい打線の中にあって、ひと足先に梅雨明け宣言した主砲のバットがチームを快晴に導くだろう。【高橋拓也】
[2007年7月4日12時20分 紙面から]
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