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新井一塁もやる、五輪代表合同自主トレ

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五輪野球日本代表ミーティングで笑顔を見せる新井(撮影・田崎高広)
五輪野球日本代表ミーティングで笑顔を見せる新井(撮影・田崎高広)

 星野さん、オレに任せてください! 北京五輪予選の日本代表最終候補に選ばれている広島新井貴浩内野手(30)が29日、代表の神戸合同自主トレに合流した。ちょうどこの日、巨人小笠原が故障で代表を辞退することが決定。新井が一塁か三塁でレギュラー出場する可能性が高くなった。ここ2年間はほとんど一塁を守っていないが、与えられたポジションで全力を尽くす姿勢を強調した。

 午後5時前、神戸市内の日本代表宿舎に到着した新井を待ち受けていたのは「小笠原・離脱」の報だった。それが何を意味するのか分かっていた。

 新井「小笠原さんのことはこっちに入ってから聞きました。とにかく今自分が持っている力をすべて出し切るということです。(ポジションは)監督でありスタッフの方が決めること。余計なことは一切考えずに頑張りたい」。

 最終候補メンバーに名を連ねる内野手の中で、一塁を守れる選手は限られる。小笠原はその1人だった。さらに横浜村田も考えられたがファーストミットを持参していない。新井が有力候補と言っても差しつかえない。前日から「何があってもいいように」とミット持参を明かし、実際に神戸に持ち込んできた。

 小笠原の辞退は星野ジャパンにとって確実な痛手だ。だが現実は現実。残された選手で戦うしかない。新井も当然、受け止めている。「どうなるのであれ、自分の力を発揮するだけですよ」と力強く語った。昨年3月のWBCではサブとして、3打数1安打の成績に終わったが、今回は「主力」としての自覚がある。

 「WBCのときより技術的にも精神的にも成長している。あの時は(前年に)あれよあれよで本塁打王になって、右も左も分からなかった。(前年が)実質1年目でしたから。レギュラー? もちろんそのつもりでやります」。WBCではそうそうたる顔ぶれの中で気後れもあったという。

 一塁の守備には一抹の不安もある。「全然やっていないわけだから、やっぱりサードよりはね」。今年は6月10日オリックス戦(広島)で終盤1回を守っただけ。この2年間、不動の三塁手として地位を築いただけに戸惑いもあるが、JAPANのためにがむしゃらにプレーする。

 「日本代表のレギュラー」の看板は重い。しかもFA問題も抱えながら代表スケジュールをこなすことになる。「とにかく精いっぱい頑張る」。苦難を苦難と思わず、自分らしく全力で白球を追うだけだ。【柏原誠】

[2007年10月30日11時33分 紙面から]

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