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広島栗原「新井さんカープに残って」
平成の「AK伝説」を終わらせたくない! 広島栗原健太内野手(25)が1日、FA問題に揺れる新井のカープ残留を切望した。2人はリーグを代表する右の大砲コンビに成長。今季は初めてアベックで全試合出場を果たして計53本塁打、194打点の成績を残した。かつて西武が誇った秋山・清原のAK砲に並ぶ資質を持つコンビが、もう“解散”してしまうのは寂しい。
栗原は毎日、先輩新井の動向に注目している。リミットまで残り1週間となっても心境に大きな変化が現れない「相棒」を気遣った上で残留を強く願った。
栗原「新聞などは全部見ています。本当に悩んでいるんだなと思いますね。ジャパン(日本代表)にも選ばれたし、考える時間もあまりないでしょう。最後には新井さん自身が決めることですが…。抜けられると本当、痛いですよ」。
大野練習場で打ち込みや坂道ダッシュなどの精力的な練習を終え、心境を打ち明けた。栗原にとって新井は特別な存在だ。入団は新井が1年先。広島入りが決まってからは同じように三塁、一塁を守る右の長距離砲として新井に注目するようになったという。
栗原「ずっと新井さんはお手本であり、目標でした。がむしゃらに打撃や守備練習に打ち込む姿勢を見ながら、僕もこうでないといけないと思っていた。何とか負けないようにとも思いました。毎年4番を打って頼りになる人。雰囲気があるんですよ。守備のときに投手に声を掛けたりね。僕もそれを見てプレーしてきましたから。色々な意味で欠かせない人です」。
新井・栗原のAK砲は今年5試合でアベックアーチを記録した。通算では14回。西武時代に8年間コンビを組んだ元祖AK(秋山・清原)の63回には及ばないが、まだ若い2人が数字を伸ばせば決して凌駕(りょうが)できない記録ではない。栗原は「小さいころはとにかく秋山さん、清原さんがすごかった」と、西武のAK砲には同じ右の大砲として尊敬の視線を送ってきたという。
今年、ようやく世間的にも注目され始めた新AK砲。長い年月を経てともに著しい成長を見せ「さあこれから」というときにコンビ解消されるのは、ファンはもちろん、栗原にとっても寂しいこと。彼もまた、吉報を強く待ち望む1人だ。【柏原誠】
[2007年11月2日11時31分 紙面から]
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