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新井、8日か9日にも去就会見へ
さあ、決断の時がやってきた。カープ残留かFA移籍かで悩む新井貴浩内野手(30)が7日、日本代表の合同自主トレ(神戸)を打ち上げる。FA申請の期限は12日までだが、新井は広島に戻る8日か9日に去就会見を開く予定で、一両日中に最終結論を迫られる。FA宣言なら移籍、そうでなければもちろん残留-。野球人生を揺さぶる究極の選択を下す。
新井の表情はこれまでとあまり変わらなかった。星野ジャパン最初の試合を終えたばかりとあり「疲れています」と苦笑いしたが、目には輝きがあった。もう心の中ではある程度決まっているのかもしれない。
新井は神戸市内の宿舎で「時間がないですね。気持ちは変わっていません。ぎりぎりまで悩むと思います」と語った。「ぎりぎり」とは言ったが協約上のリミットである12日までは待たない。11日から代表の宮崎合宿に突入するからだ。それまでに結論を出すことを明言し、一時帰広する8日か9日にも去就会見を開く予定になっている。
神戸入りしてから9回目の夜。慢性的な寝不足に悩まされる新井は、ホテルの自室で夜遅くまで悩んだのかもしれない。残留と移籍と。目の前で二手に分かれた自分の野球人生が、自分の決断1つで決まる。「本当に悩んでいる」と言い続け、ここまで結論を出せずにいた。それほど重大な決断だ。「あとはリミットを待って、ふんぎるしかない」とも語っている。
それでもユニホームさえ着れば、重たい難題を感じさせないのが新井だ。星野ジャパンの船出で4番を任された。初回に左前に先制打。4回は必死に走っての三塁内野安打。8回7得点の猛攻の口火を切ったのも先頭新井だった。ダメ押しの左犠飛も放った。「(カープとは)重みが違う」と話したが、赤いユニホームを着ている時と同じように勝負強く、力強く投手に襲い掛かった。
「4番というより4番目の打者と思っていますから。でも(4番は)チャンスで回ってくることが多いですからね。しっかり集中していきたい」。自分の問題を抱えながら、星野ジャパンの主力という重責をグラウンドで果たしている。そんな生活もいったん、7日の昼に終わる。その日のうちに広島に戻る。リミットは待ってくれない。
ファンもOBもカープ関係者も、そして他球団の人々も…。中日福留と並ぶ「FAの目玉」の言動から目が離せない。【柏原誠】
[2007年11月7日14時11分 紙面から]
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