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広島佐々岡の「18」前田健が後継

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ウェスタンリーグの優秀選手で表彰された広島の前田(撮影・進尚幸)
ウェスタンリーグの優秀選手で表彰された広島の前田(撮影・進尚幸)

 広島前田健太投手(19)が来季から背番号「18」をつけることが20日、明らかになった。19日に球団から伝えられた。昨年の高校生ドラフト1巡目の黄金ルーキーは1年目から2軍の主戦投手として活躍。来季は1軍ローテーション入りが期待され、「34」からの変更が文句なしで決まった。今季で引退した佐々岡氏が18年間背負った栄光の18番が、次代のエース候補生に受け継がれる。

 “吉報”が届いたのはドラフト会議が行われた19日だった。2軍マネジャーを通じて連絡を受けると「光栄です」と素直に喜んだ。約1年前に34番でプロ生活をスタートさせたばかり。こんなに早く変わるとは思わなかった。

 「うれしいですが、重圧もあります。恥じないようにしないといけない。やらないといけませんね。いいのかな、という気持ちもありますが、うれしさの方が大きい」。エース番号の重さを実感しながらも、球団の期待を受け止めた。

 佐々岡の引退にともなって19年ぶりに「18」が空き番号になった。当初は高校生ドラフトで指名した成田・唐川に用意していたが、抽選で外した。創設初期の大エース、長谷川良平や佐々岡ら歴代の本格派右腕が受け継いできた堂々たるエースナンバー。高卒1年目から2軍のエースに格付けされた前田健の期待度や将来性はその重みに十分耐えられるものだ。

 卓抜した野球センスを誇り、PL学園1年から甲子園で活躍。高校の大先輩にちなんで「桑田2世」とも呼ばれる。前田健にとってはあこがれ以上の存在。球団幹部は「桑田がつけていたというのもある」と説明し、桑田の存在を十分に意識した上での18番継承であることを明かした。

 日南での秋季キャンプでは「先代」の佐々岡氏に秘伝のスライダーを伝授された。握りを変えて、130キロほどの高速スライダー習得に努めた。同氏は「彼には期待している。置いておくような番号ではないし、ある程度予測はできていた。18番を外から見るのも不思議な感じかもしれないけど、それはそれでね」と歓迎した。

 新スライダーの手ごたえも上々で、目指すは来季の1軍ローテーション定着だ。今年は球団の育成方針もあり2軍でじっくりと実戦経験を積んだ。「オフの間はしっかり自己管理をして体をつくって、春は実戦をしっかり(アピールを)やっていきたい。最初(開幕1軍)からいきたいですね」。次世代エースが伝統の重みを背負って、大きく飛躍する。【柏原誠】

[2007年11月21日11時10分 紙面から]

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