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黒田移籍先はドジャースかマリナーズ
広島からFA(フリーエージェント)宣言し、大リーグ移籍が濃厚になっている黒田博樹投手(32)が移籍先候補をマリナーズ、ドジャースの2球団に絞っていることが28日、明らかになった。この日、広島市のホテルで米国の代理人らと会談し、オファーのあった球団名や提示条件の報告を受けた。広島残留を含めて方向性は口にしなかったが、獲得に熱心な両球団のうちいずれかに移籍する可能性が高くなった。
黒田の選択肢が絞られてきた。この日、スティーブ・ヒラード氏、ジョー・アーボン氏の両代理人と初の本格的な会談を開いた。ホテルの一室で約2時間。会談を終えた黒田は慎重に説明した。
「今はホッとしたのが一番です。これから残留するか、メジャーに行くかしっかり考えたい。現時点ではどの球団に行きたいというのはないので、横一線と言えますね」
球団名やオファーの数、契約条件などは黒田、代理人とも明かさなかった。だが10球団以上がオファーを出したとされる。ヒラード氏も「多くの球団が非常に強い興味を持っている。このオフに最も高い評価を受けている選手の1人。一言で言うとタフで、ストライク先行の投球ができる。すべてにおいてメジャーの各球団がほしがる先発だ」と説明した。
その中で最も熱心なのがマリナーズとドジャースだ。マ軍は今オフの一番の補強ポイントに先発投手を挙げ、日本屈指の右腕はノドから手が出るほどほしい人材。すでにバベシGM、マクラーレン監督を日本に送り込み、直接ラブコールを送った。黒田は「シアトルの雰囲気などを聞いた。カジュアルな話し合いだった」と振り返る。
ド軍も有力候補だ。20日に球団関係者が国内で黒田に接触。さらに28日付のロサンゼルス・タイムズはド軍の斎藤隆も同席していたと報道した。黒田は日本人メジャー選手に相談していることを明かしており、同じ投手で米国で成功した斎藤の影響力も強い。またヒラード氏は斎藤の代理人でもある。
マリナーズは年俸約12億円の破格提示をしていると見られる上、イチロー、城島と日本人が主力を占める。特に捕手が日本人であることのメリットは計り知れない。ダイヤモンドバックスなどほかに興味を示す球団もあるが、この両球団を軸に最終結論を下すことになる。
「今、言えることは何もありません。近いうちにしっかりとした結論を出したい」。広島残留の可能性も否定しないなど慎重な姿勢を崩さない黒田だが大リーグ移籍の瞬間は確実に近づいてきた。
[2007年11月29日11時19分 紙面から]
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