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広島08年は「なにくそ魂」
ナニクソ魂だ! 広島球団は27日、年内の業務を終了した。松田元(はじめ)オーナー(56)がこの1年を総括。10年連続Bクラス、主力の退団など悔しいシーズンだったと振り返り、来年に向けての自信も口にした。黒田、新井が抜けた事実を「バネ」にすることも宣言。意地と威信をかけた戦いを挑む。来年こそ笑ってオフを迎えるつもりだ。
仕事納めの1日。球団内は来客や大掃除で朝からあわただしかった。短い時間を割いて取材に応じた松田オーナーの口調は激しかった。次第に熱を帯びた。
オーナー「5位という成績にはまったく満足していない。FAで選手が出て行ったのは非常に残念だ。これをバネにしないといけない。『なにくそ』という気持ちで戦う。球団として前に進まないといけない」。
08年のキャッチフレーズは3年連続となる「ALL-IN」に決まっている。ただ来年はそこに初めてサブフレーズが付く。「激」の一文字だ。球団の公式年賀状にもブラウン監督の直筆で書かれている。
オーナー「何ごとにも激しく動き、激しく取り組むということ。英語ではハードの意味しかないが、日本語だと激闘、激情、そして感激など多くの意味が含む。色々な既存のものを打ち破る気概で我々も現場も動いていきたい」。
激の字は選手スタッフ全員に浸透させる。来春のキャンプで報道関係者や球団関係者がかぶる帽子にも「激」の大きな字を入れる予定。止まっていては何も変わらない。変わるために、全員が激しく動く。09年の新球場元年も見据えて、戦力補強は継続する。
来季の戦力はほぼ出揃った。同オーナーは「みんなに満足してもらえるように準備している。2つの穴を埋めた上でプラスアルファと考えている。あとは潜在能力のある若手がどれだけ出てくるか」。新外国人4人、即戦力の新人ら選手層に厚みはできた。1軍枠の競争率の高さは今年と比べ物にならない。
オーナー「チーム内の争いが激しくなればリーグ内でもいい争いができる。そういう意味では希望を持っている。ファンの方には期待してほしい。2月1日に沖縄、日南でのキャンプを見ていただければ今言っている意味を分かってもらえると思う。ファンの人には開幕戦を見てほしい」。
戦力的にはまだ上位球団に劣るかもしれない。ただ、広島は決してあきらめていない。悔しい1年は無駄にしない。「なにくそ」の気持ちが08年カープの推進力になる。【柏原誠】
[2007年12月28日11時5分 紙面から]
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