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広島“ポスト新井”由伸そっくり新人松山
広島に、魅惑のルーキーがいた。大学・社会人ドラフト4巡目指名の松山竜平外野手(22=九州国際大)が23日、開幕スタメンを狙うと堂々宣言した。首脳陣の間で「クリーンアップ候補」の声も出る長距離砲。打率を残せる柔軟性も備え、肩の強さもチームトップクラス。おまけに打撃フォームがあこがれの巨人高橋由にそっくりと、スター誕生の予感がプンプン。キャンプインが待ち遠しくなってきた。
松山が打撃ケージで打ち始めると、どの選手も練習の手を止める。フォロースルーの大きな豪快なスイングに、1人だけ質の違う打球音。大学3年の公式戦で160メートル弾を放ったこともある力感あふれる打撃は、大きな未来を予感させる。18日のスタッフ会議では異論なくキャンプ1軍スタートが決定。内田打撃コーチは「クリーンアップ候補」とまで言った。
「厳しい争いになるでしょう。でも自分の力を信じて、努力して勝ち残るしかない。目標は開幕1軍。最初から試合に出ることです。そのためにやることをやりたい。納得するまで打ち込みたい。打っているときが一番楽しいんです」。
10日の入寮以来、居残り特打を欠かさない。ボール3箱分を全力で振り込み、スイング数は1日1000回にのぼる。打撃用手袋は既に3枚破いた。この日は打撃マシンまで「もう勘弁してくれよ」とばかりに故障した。
丸々した顔からついた愛称がアンパンマン。優しく力持ちのイメージで、最も評価されているのが打撃センスだ。それを示す一因がフォーム。構えやトップのつくり方が高橋由とそっくりで、うまさと飛距離を兼ね備えるあたりも似ている。
「高校のときから由伸さんの形を意識しています。足を上げてもブレないところがすごい。僕はまだまだですけど」。巨人戦をテレビでチェックし、時にはビデオでコマ送りにして研究。ルックスでは多少劣るかもしれないが、将来への期待度は大きいものがある。
大崎中3年の時、高橋由が3メートルの竹を振っている映像を見た。鹿屋中央高での3年間は、近所の竹やぶで切ってきた4メートルの青竹を、1日100回振り込んでフォームを固めた。「(2次キャンプ地)日南には、竹がたくさんありそうですね。あったら、もちろんやりますよ」とニヤリ。異色の新人が、ポスト新井の大本命になるかもしれない。【柏原誠】
[2008年1月24日11時26分 紙面から]
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