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広島岸本、古巣横浜の内角攻め宣言!
当てたらゴメンナサイ! 今オフ、横浜からトレード移籍してきた広島岸本秀樹投手(25)が古巣相手の内角攻めを宣言した。生命線は右打者の内角をえぐる球。本塁打王の村田にも遠慮なく胸元を突いていく。広島は昨年、横浜に9勝15敗と苦戦を強いられ、村田に浴びたアーチは何と10本…。セットアッパー候補に挙げられる最速153キロ右腕には横浜キラーとしての期待も高い。
古巣との対戦について聞かれた岸本の答えは明白だった。昨年は2試合連続サヨナラ負けなど苦杯をなめ続けたベイスターズ。右腕にも特別な思いはある。
「9勝15敗? 知っていますよ。ちょっとでも広島の力になれたらいいです。やりにくさはありません。思い切り内角を攻めます。右のインコースにシュートでガンガン攻めるのが僕のスタイルですから」。
決して古巣への恨みではない。3年間、育ててもらった恩義を感じている。「敵対心はありません。トレードで出してもらって感謝している。人生は一度きり。色々なチームで経験できるのは幸せです」。横浜では伸び悩んだがトレードが最大のチャンスと思い、新天地での飛躍を誓う。
横浜というキーワードが深い意味を持つ。昨年はとにかく相性が悪かった。4番のキング村田には打率3割4分1厘で10本もアーチを浴びている。岸本にとって村田は尊敬する先輩。3年間世話になった分、1軍マウンドから「恩返し」したい思いがある。
正月、村田から届いた年賀状に「勝負したい」と書いてあった。「本塁打キングですからね。思いっきり勝負したいです。内角? そうです」。岸本の頭の中にはリーグ屈指の強打者の胸元スレスレに切れ込む球が描かれている。
キャンプでの1軍スタートも決まっている。沖縄最終日の12日には偶然にも横浜との練習試合も組まれた。「投げたいと思っています。12日なら体は出来上がっている。そこに合わせていきたいですね。横浜の全員と対戦したいです」。
23日は前日に続いて年明け2度目のブルペン投球を行った。捕手を中腰にさせて直球ばかり41球。何度もカン高い音を響かせた上村は「まだまだ仕上がっていないと思うけど、速いですよ」とうなずいた。
通例よりやや調整が遅れ気味だという岸本は「まだ上と下のバランスがかみ合っていない。投げ込むうちにだんだんリリースポイントも合ってくるでしょう。(チームにも)だいぶなじんできましたよ」と落ち着いた表情。快速の“助っ人”はキャンプイン、そしてシーズン開幕に向けて虎視眈々(たんたん)とキバをといでいる。【柏原誠】
[2008年1月24日11時13分 紙面から]
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