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広島永川、スッキリ新フォーム

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急きょブルペンに入り投球練習を行った永川。奥は佐竹(撮影・岡本 肇)
急きょブルペンに入り投球練習を行った永川。奥は佐竹(撮影・岡本 肇)

 初日に監督の前で新フォームお披露目だ。キャンプ初日の1日、広島の永川勝浩投手(27)がブルペンに入り「新投法」をブラウン監督の前で披露した。足を上げ、腰をひねらず、左肩が上がらないように投げ下ろす。この日はセットで直球のみ30球。制球をよくすることを目的に試行錯誤を続けた結果、“シンプル”にたどりついた。ブラウン監督も新投法に高評価を与えている。進化する広島の守護神から目が離せない。

 力の入った30球だった。この日、当初のメニューに永川のブルペン入りはなかったが志願しての“登板”。足をさほど上げず、左肩を残しながら、そのまま腕をしならせるように投げる。ムダを省いた、いたってシンプルな投げ方をみせた。「ワインドアップの時は足を上げますよ。でもまずはセットから。30球ですけど、いいピッチングができた。一番変わりたいのは制球力です」。

 昨年12月の契約更改後、永川は「四球を少なくしたい。フォームの面で考えるところがある。2月1日のブルペンでは、みなさん(報道陣)が見て明らかに変わったと感じるぐらい変わると思う」と話していた。昨年のフォームと比較すると、スッキリした印象だ。腰をひねるのをやめ、上半身がブレないように、左肩を上げない。ブルペンで見守ったブラウン監督は「今日の永川はとてもよく思えた」と笑顔で語った。

 永川は昨年球団新の31セーブ。一方で14度の救援失敗。「ここまで投げ方を変えようと思ったのは、プロに入って初めて」。昨年末、ブラウン監督の帰国前に面談が行われた。指揮官から「フォームをシンプルにしてみたらどう」と提案があった。その意見に賛同し、自身の投球動作も研究した。「このままやっていてもある程度の選手で終わってしまう」。守護神を動かしたのは危機感だった。

 「まだ完ぺきではない。しばらくは真っすぐを中心に投げる」。直球で追い込まなければ、自慢のフォークも生きない。昨年は61回2/3で四死球35。フォームが固まった時、守護神の新しい姿を見ることができる。【網 孝広】

[2008年2月2日11時36分 紙面から]

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