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赤松開幕1番見えた!2安打&1盗塁
<練習試合:広島9-2横浜>◇12日◇沖縄
広島赤松真人外野手(25)が12日、横浜との練習試合(沖縄市)に「1番中堅」で先発し、いきなりバットと足で快勝を呼び込んだ。初回に出塁して塁上からバッテリーを揺さぶり、先制点と試合の流れをもぎ取った。2安打1盗塁と最高の広島デビュー。その姿にブラウン監督もうなるしかなかった。阪神から来たイダ天が「開幕1番」の座を射止めるかもしれない。
スパイクの高速回転で蹴り上げれた黒土が、攻撃の合図になった。初回の先頭。いきなり中前クリーンヒットで出塁した赤松が塁上からバッテリーに重圧をかけた。けん制を2つもらったあとの初球だった。
秦のモーションと同時に二塁に向かってスタートを切った。捕手の斉藤俊は「盗塁」と思い込み、腰を浮かせた。が、走者赤松は止まっていた。投球から目を切った捕手が後逸し、赤松は難なく二塁を陥れた。
「盗塁しようとスタートを切ったんだけど、つまずいてしまった。だから止まったんです。捕手があせったんでしょうね。結果的に良かったと思います」。つまずいた、の言葉をミスと決めつけるのは大きな間違い。高度な走塁技術が詰まっていた。
阪神時代、盗塁のスペシャリスト赤星から学んだことがある。「スタートを切っても『このまま走ったらアウトになる』と判断したら一塁に戻れるようにしないといけない」。難しい技術だが赤松もかなりのレベルまで習得済み。この日も軽くつまずいた時点で盗塁を断念した。スタートの良さからみて、そのまま二塁に突っ込んでも際どいタイミングだったと思われるが、あえて止まった。
ブラウン監督はこのプレーを絶賛した。「今日は大差(9-2)で勝ったが、その流れを作ったのが初回の先頭の赤松だ。彼がいたから(次の)木村に甘い球が来て打つことができた」。盗塁を警戒させることでバッテリーは速い球が主体になり、ボール球も稼げる。木村は速球を打ち返し、先制の2ランで応えた。4番喜田もソロで続き、試合の流れを決定付けた。
初回は中前打。2回の第2打席は好守にはばまれたいい当たりの二直だったが、5回の第3打席で再び中前にはじき返した。木村への初球にいきなりスタートを切り、湿って重い土も関係なく、盗塁を決めた。2安打1盗塁だ。4回の守備では小池の大飛球に素早く追いつき、フェンス際で楽々キャッチした。
「打つ方は今はまだ、とりあえずスイングしているという感じ。これから投手の球種も増えるし、対応できるようにしないと。(打撃の課題は)克服できていない」。笑顔は見せたが、浮かれた言葉はなかった。求めるものが高い。
梵や東出と争うことになる「開幕1番」のイス。攻走守すべてにおいて、赤松が現時点で上位候補にいるのは間違いない。【柏原誠】
[2008年2月13日10時39分 紙面から]
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