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広島大竹、エース渡さん気迫の200球

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フリー打撃に登板し力投する大竹(撮影・渦原淳)
フリー打撃に登板し力投する大竹(撮影・渦原淳)

 エースの自覚の200球だ-。広島の日南2次キャンプ3日目の16日、大竹寛投手(24)がブルペン→打撃投手→ブルペンとフル回転、今キャンプ最多の200球を投げ込んだ。実戦練習では木村、倉を相手に合計51球、安打性はわずかに7本と仕上がりのよさをアピール。開幕へ向けて着々と歩みを進めている。

 大竹の顔から汗がほとばしる。午前中にブルペンで51球、午後からはフリー打撃で木村、倉を相手に51球。そのあとまたブルペンに入り今度は98球。驚くべき球数にも大竹は「球数を投げるのがひとつの目的だった。150~200球は投げる予定だった」と涼しい顔だった。

 沖縄キャンプでも120球を投げるなど今春は意欲的に投げ込んでいる。沖縄では100球以上を複数回投げ周囲を驚かせた。1年間エースとしてローテを守る、そのためのスタミナ作りだ。「疲れましたけど、試合の疲れだと思って1球1球集中して投げた」。言葉からははっきりとした自覚がうかがえる。

 大竹の充実した表情とは対照的に、ブラウン監督は困惑していた。「200球? それについてはコメントしない。でも例えばクロダが200球投げたいと言ってもドジャースでは絶対させないだろう。米では投手が自分のプログラムを作ることはしない。選手は球団の宝なんだ」。指揮官は新エース候補を信頼している。任せてはいるものの、やはり心配になる。「(投げ込みを)決めたからには結果を出してほしい」。

 フリー打撃では直球、変化球を駆使し内野ゴロのヤマを築いた。サク越えは1本も許さなかった。きっちり制球された真っすぐの威力に打者が見逃す場面もあった。それでもフリー打撃終了後にブルペン入り。「フォームも大きくは崩れなかった。200まで投げられてよかった。それぐらいの数を投げるにこしたことはない」。己の調整を貫いていく。【網 孝広】

[2008年2月17日10時0分 紙面から]

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