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広島ルーキー篠田“魔球”使える!
伝家の宝刀、使える! 広島の大学・社会人ドラフト1巡目ルーキー篠田純平投手(22=日大)の投げる「チェンジアップ」が高い評価を得た。20日、2日連続でブルペンに入り、他の球種にチェンジアップを織り交ぜて45球を投げた。実はこの得意球の正体はフォーク。呼び名はともかく、周囲からは「間違いなく使える」の声も飛び出した。左腕は22日、初めてフリー打撃に登板。3月上旬に実戦デビューする。
即戦力左腕とうたわれた篠田の投球スタイルが、少しずつ全ぼうを現してきた。この日はブルペンで45球。前日の82球に続き、プロ入り後2度目の「連投」をこなした。投げることに喜びを感じていたこれまでとは違い、投球内容はワンランクアップ。表情には充実感が漂っていた。
水本ブルペン捕手が簡単なサインを出して直球、カーブ、カット気味にすべるスライダー、そしてチェンジアップをランダムに投げ込んだ。ボールカウントも設定し、緊張感のあるブルペンになった。沖縄キャンプ中にへんとう炎の手術で3日間入院し、出遅れた影響はなかった。
中でも高い評価を得たのがチェンジアップだった。フォークのようにストンと落ちる。シュートのように外に流れる独特の軌道を持つ、篠田の得意球だ。すべて正確に低めに集まり、捕手の後方で見守ったブラウン監督をうなずかせた。
「フォークのよう? いや、実はあれは本当にフォークなんです。落ちが悪くて恥ずかしいからチェンジアップと呼んでいるだけで…」。指にはさむ握りは完全にフォーク。水本ブルペン捕手から前日「今日からフォークと呼べよ」と言われたが、この日もチェンジアップとして投げた。
小林投手コーチは「あれは使える。直球とあの球が軸になってくると思う。スライダーもいい」と評価すれば、水本ブルペン捕手は「推薦したい。使えるよ。青木高や建(高橋)のシンカーとも違うし、うちのチームにはない軌道だと思う」と太鼓判を押した。
22日に初めてフリー打撃登板。さらに2回ほど味方打者に投げたあと、帰広後の3月上旬に実戦デビューする予定だ。最短なら3月1日、西武との練習試合(呉)がプロ初マウンドになる。「状態は7割くらい。上がってきています」。期待の左腕がいよいよアクセルを踏み込んできた。【柏原誠】
[2008年2月21日12時21分 紙面から]
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