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広島嶋日南残留、外野争い大本命1軍復帰
左ひじ痛を訴えていた広島嶋重宣外野手(31)が1軍練習に復帰することが21日、決まった。当初は22日の2軍キャンプ打ち上げに合わせて広島に戻る予定だったが、この日朝に1軍首脳陣が日南残留を決めた。打撃面では負傷の影響がなくなっており、1軍合流後も守備以外は全体メニューをこなす予定。松山、赤松ら新戦力でにぎわう外野争いに「大本命」が帰ってくる。
晴天続きだった日南の太陽をたっぷり浴びて、顔は日焼けと土で真っ黒。そんな嶋に「1軍」の報が突然舞い込んだ。「けさ、急に言われてまさかと思った。びっくりした。本当に広島に帰るつもりだったから」と滞在延長に驚いた。
この日早朝、内田統括打撃コーチが「嶋を見てみたい。バットは普通に振れているし、暖かい日南に残した方がひじにもいいのでは」とブラウン監督に相談。指揮官も「それほど振れているなら」と応じた。即座に帰広のリストから嶋が外された。
キャンプイン目前の1月下旬、沖縄での自主トレ中に突然、激しい痛みが左ひじに走った。急きょ広島に帰って病院に行くと「左ひじ外側上顆炎及び滑膜ひだ障害」で加療3週間と診断された。一度は開幕も厳しいとみられたが、早いペースで回復を遂げた。
15日からはマシン打撃を再開。今では2軍野手と同じメニューで同じ数だけ振り込んでいる。この日も全体練習後に約50球の打ち込みを行った。「今日なんて全然。少ないよ」と言う顔に状態の良さが表れた。投げる方もキャッチボールの距離を50メートル近くまで伸ばしている。
「守る方も(普通に)できそうだけど、今は我慢。野球をやりたいけど我慢ですよ。今の時期が大事。再発させたら意味がなくなる。難しいけど、急ぎながらも、じっくりとという感じ。葛藤(かっとう)がありますよ」。
昨秋から内田コーチと取り組んでいる打撃改造も順調そのもの。白木のバットから放たれる打球は8割近くがライナーか放物線を描いた安打性。並んで打つ2軍選手との格の違いは明らかだった。オープンスタンスをやめてスクエア気味に構え、シンプルに振り抜く。打撃ケージを出ると笑みがこぼれた。
照準はオープン戦序盤。外野争いはシ烈だが、嶋は「人のことを気にしている余裕はない。自分との戦い。全部のメニューに合流できれば(開幕も見えてくる)。もう打つときは痛みもない」。キャンプの話題をさらう赤松、松山ら新戦力に底力を見せつける。【柏原誠】
[2008年2月22日11時44分 紙面から]
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