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ブラウン構想、梵3番いける!30発30盗塁

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守備練習に集中する梵内野手(左)(撮影・佐藤貴洋)
守備練習に集中する梵内野手(左)(撮影・佐藤貴洋)

 広島梵英心内野手(27)に3番構想が持ち上がった。ブラウン監督が明かしたもので、1番から3番まで俊足が並ぶ「スーパーカートリオ」結成の可能性もある。スピード重視を打ち出す指揮官は1番赤松、2番に東出や天谷、3番梵という打順も想定している。右肩の張りを訴えていた梵は28日、スローイング練習を再開。オープン戦佳境の3月9日ごろにはフル参戦できる見込みになった。

 指揮官が温めていたプランを口にした。この日、本格的なスローイングを再開した梵の打順について話がおよんだときだった。

 「ヨギも自分がどんな選手か分かり始めた。私も1年目に『こういう選手』と縛ってしまったが、昨年終盤の打撃を見て、ほかの人にない能力があると思った。この球場なら30本塁打、30盗塁も可能かもしれない。彼は面白い存在で、健太(栗原)の前の3番を打てるかもしれないし、下位でもいい打撃ができる」。

 梵は昨年終盤の16試合、すべて6番を打った。昨年もそれまで99試合打ってきた1番からの「降格」。本人は悔しさをあらわにしたが、6番になった16試合で4本塁打と開眼した。好成績がブラウン構想のきっかけになった。ちなみに昨年は3番も3試合打っている。監督は続けた。

 「1番のときは少し考えすぎていた。四球を選ばないと、何とかして出塁しないと…。私も反省している。彼の適性を見極めて、本来の打撃ができる打順を考えてあげたい」。1番で使う意思はほとんどないことも意味していた。赤松の加入、天谷や中東の成長も影響している。梵は1番へのこだわりも持つが「監督が決めること」という姿勢は一貫している。

 監督は「チームが変わるために」とスピード野球への転換を明言し、前田智にもレギュラー白紙を突きつけた。もし前田智が代打に回るようなら走力にすぐれた天谷が有力候補か。1番候補には赤松を挙げており、2番天谷、3番梵という広島版スーパーカートリオの結成も考えられる。

 指揮官は先頭から3人の俊足を並べることについて「強いチームの典型の1つ。3人で足を使い、その後の3人で得点する。そういう野球ができれば強い。さらに8番に足がある選手がいるといろいろな野球ができる」と語ったことがある。

 この構想を実現するには、梵の完全復活が条件になる。沖縄キャンプ中から右肩の張りで軽い守備練習にとどめていたが、この日からスローイングを解禁。併殺、一塁送球など軽いながらも他の選手と同じメニューを消化した。「もう大丈夫。(試合で)守備もいけそうだけど、上の人と話してから。感じはいいです。あれだけできれば十分でしょう」と笑顔が戻った。

 3月9日のソフトバンク戦(尾道)で守備につくことを目標に、ペースを上げていく。「休んでばかりはいられない。早くグラウンドに立ちたいですよ」。梵が08年赤ヘル打線のキーマンになる。【柏原誠】

[2008年2月29日11時57分 紙面から]

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