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広島大竹&ルイス、開幕候補0封競演
開幕投手は譲らない-。広島の新外国人コルビー・ルイス投手(28=ロイヤルズ)と大竹寛投手(24)が2月29日、広島市民球場で行われた紅白戦にともに先発し、両投手とも2回1安打無失点だった。ルイスは最速147キロ、大竹も145キロで迫力ある投げ合いだった。2人の好投にブラウン監督は「このままではエースが2人になる」とご満悦だ。
わずか2イニングずつ。それでも見ごたえ十分の投手戦だった。まずはルイス。立ち上がりは制球に苦しみ先頭天谷に四球。次打者木村がエンドランを決め、いきなり無死一、三塁。メジャー2ケタ右腕はピンチにも動じない。石原が好判断で飛び出した天谷を刺殺。これで1死二塁。ここからアレックスを遊ゴロ。続く喜田は内角直球でバットをへし折られ投ゴロに終わった。
2回は二ゴロ、三ゴロ、二ゴロとまったく打者をよせつけない。直球、スライダー、カーブ、チェンジアップ。持ち味を披露し予定通り2回で降板した。「今日は初めての市民球場。マウンドが少し硬かったね。感触が分かってからは自分の制球ができた」。初の“本拠地登板”を終えた後、ブルペンに入り、さらに22球。「もう少し投げたかった。これからイニングも球数も増えていくと思う。球速は肩ができればもっと上がってくる」。
一方、大竹は圧巻だった。先頭梵を真っすぐで見逃し。東出をフォークで空振り三振。2回、栗原に左前に運ばれるが嶋を三併。2回打者6人3三振。文句のつけようのない内容だった。「順調です。あとは実戦の中で1球1球のコントロールをつかんでいければ。ルイス? そんなに意識せずにやっていく」。
ルイスは3Aで開幕投手を務めた経験を持つ。一方の大竹は初の栄誉へ歩みを進めている。「監督が決めることだが、もちろん開幕で投げてみたいというのはある」(ルイス)。「開幕? 意識せずいい準備をしたいと思います」(大竹)。2人の競争が他の投手に与える影響は大きい。
ブラウン監督は「2人ともいい投球をした。ルイスはピンチで投げ抜いた。そういう力はとても大切なんだ。大竹は非常に状態がいい。開幕当日の(メンバー交換の)夕方5時半までどちらか決められないよ。こういう争いはめったにない」と笑いが止まらない。5年連続開幕投手を務めた黒田はいない。しかし2人の切磋琢磨(せっさたくま)が広島投手陣を導いていく。【網 孝広】
[2008年3月1日11時59分 紙面から]
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