f カープ担当記者日記 : nikkansports.com

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カープ浮上のカギ「カワカマス」:柏原誠

 キャンプメンバーが発表された。故障を抱えていない選手は全員2軍という徹底方針により、森笠、中東、天谷ら1軍レベルの選手も2軍スタート。シビアな色分けに映った。一方で赤松、木村、岸本ら新加入選手は全員が1軍。メンバーを眺めると競争は確かに激化の色を増している。

 記者は待ち時間が多い職業(サボっているわけではありません)。その時間を利用して開幕1軍メンバーを予測してみた。皆さんもやってみてください。実に難しい。特に野手(15人と仮定)は今の時点じゃとても選べない。松田オーナーが「今年ほど競争が激しくなる年もないだろう」と言うのもうなずける。

 そのオーナーが、阪神から移籍してきた赤松があいさつに訪れた際に「カワカマスになってほしい」とお願いしたのだという。ある話からの引用だった。

 -ベルサイユ宮殿の池にはコイがたくさん泳いでいるが、エサに困らないのですぐ太って見栄えが悪くなる。そこで池にカワカマスを放す。カワカマスは獰猛(どうもう)で他の魚に襲い掛かる習性がある。コイは必死に逃げ回り、緩んだ身が再び引き締まる。

 何をか言わんや。語弊を恐れずに言えば、球団が本当に期待しているのは赤松本人というより、その波及効果。他を脅かすに十分な実力を持つ赤松を投入することで、優雅に泳いでいた「コイ」たちの尻に火をつけることである。

 赤松に限らず、4人の新外国人もそう、トレードで獲得した木村、岸本の2人、即戦力の新人たちも同じ。まもなく水槽に放たれるカワカマスたちはどんな泳ぎを見せるのだろう。ガチンコの生存競争がカープ浮上のカギを握っている。

[2008年01月22日]
網孝広(あみ・たかひろ)
 1972年、大阪府堺市生まれの35歳。入社後広告局に7年、編集局整理部(レイアウト部門)に3年半在籍。06年11月広島総局に赴任。34歳で初めて「新聞記者」になったオールドルーキー。Jリーグ、高校野球、高校サッカーなどの担当を経て07年9月よりカープ担当に。08年の予想順位はエールを込めて3位。まだまだ独身。
柏原誠(かしはら・まこと)
 1977年、長野市生まれの29歳。アマチュアスポーツ全般、Jリーグ、オリックス、阪神担当を経て06年1月からカープ担当。好きなブラウン語録は「ユニホームの後ろ(個人名)ではなく胸のマーク(チーム名)のために戦え」。07年の予想順位は希望込みで中広巨神横ヤ。ちなみに昨年の予想は中神巨広ヤ横と惜しかった。幼少時からG党で原辰徳、松井秀喜のファンだったが熱はすっかり冷めた。家族は妻と2歳の長男。


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