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槙野「サンフレ好きだから」オファー拒否

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市内のスポーツクラブで体を鍛えるDF槙野
市内のスポーツクラブで体を鍛えるDF槙野

 サンフレッチェ広島の最終ラインは俺が守る! 成人式を迎えたDF槙野智章(20)が17日、同市内安佐南区のスポーツクラブで約2時間汗を流し、イバラの道が待つ08年シーズン開幕に備えた。J2降格の責任は痛いほど感じている。複数クラブからの誘いを断り、サンフレ残留を決めた若武者が、J1復帰を力強く宣言した。

 チーム一のお調子者が、近寄りがたい雰囲気を漂わせ、黙々と肉体を鍛える。槙野はゆっくりと体を動かし始めた。いつもと違う鋭い視線。その目はJ1復帰への道をしっかりと捉えていた。

 昨年は槙野にとって飛躍、反省の年でもあった。プロデビューを飾った06年はわずか1試合のリーグ戦出場も、07年は18試合出場と激増。「経験、自信を得てレベルアップした年」と振り返るが、反省も忘れない。「自分が出て失点を少なくしたかったが出来なかった」。リーグワーストの総失点71を喫し、チームはJ2降格。守備崩壊の責任は感じている。

 J1残留へ、あと1点が遠かった。第1戦を1-2で落として迎えた京都との入れ替え戦第2戦。0-0のまま突入したロスタイムだった。槙野が放った渾身のオーバーヘッドは、無情にも右ポストを直撃。1-0勝利でJ1残留決定も、その1点が遠い。「もう1度はい上がって来い、ということでしょう」。

 今やチームの顔に成長した。14日に市内で迎えた成人式では、握手、サイン攻めにあった。「皆が応援してくれていると実感した」。今オフ、水面下で受けたJ1複数クラブからのオファーはすべて断っている。理由は「広島が好きだから」。そして何よりもまず、サンフレをJ1の舞台に上げることしか頭にはなかった。「08年はJ1復帰でサポーターに喜んでもらいたい」と語る若武者が、J2開幕に備え体を研ぎ澄ます。

【佐藤貴洋】

[2008年1月18日11時18分 紙面から]

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