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寿人決めた広島初タイトル/ゼロックス杯

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ゼロックス・スーパー杯を制した広島イレブンはサポーターの前で歓喜の表情を見せる(撮影・為田聡史)
ゼロックス・スーパー杯を制した広島イレブンはサポーターの前で歓喜の表情を見せる(撮影・為田聡史)

<ゼロックス杯:広島2-2(PK4-3)鹿島>◇1日◇国立

 悲願達成だ! ゼロックス・スーパー杯が行われた1日、サンフレッチェ広島は王者・鹿島を相手に2-2の末にPK戦(4-3)勝利を飾った。J2降格直後に“残留宣言”をしたFW佐藤寿人(25)が同点弾に加え、勝利を導くPKを決める大活躍。頼れる主将がサンフレッチェに初のタイトルをもたらした。

 やり直しのPKを決め、両手を広げてピッチを突き抜けるFW佐藤にチームメートが駆け寄る。DF槙野が真っ先に飛びつくと、復帰“ドラゴン”FW久保も奪わんばかりの勢いで抱きついた。鹿島の先攻で始まったPK戦。3-3で迎えた最後のキッカーはもちろん頼れるエースだった。

 相手GK曽ケ端が蹴る直前に前に出すぎていたため、右隅を狙った1本目はセーブされた。「(PKキッカー)5人目は志願した。重圧があった」と佐藤。サンフレに初タイトルをもたらす値千金の2本目を、左足で冷静に決めた。

 大逆転勝利だった。鹿島には07年シーズンに1勝4敗と完膚なきまでにやられていた。前半12分に相手DF岩政が2枚目のイエローで退場し数的優位に立つも、同38分にはMF李が同様に退場。絶対的王者を相手に千載一遇のチャンスはわずか26分間で消滅した。

 後半に入り2失点を許す厳しい展開を、気合でひっくり返した。後半12分にFW平繁と交代で入った久保が同35分にPKを決めて1点差に。終了間際の同40分にはMF服部のクロスに佐藤が“得意のヘッド”でネットを揺らした。

 劇的なPK戦を制し、サンフレが初のタイトルに輝いた。「内容よりも結果を重視する」(佐藤)を有言実行に移した。「クラブの歴史に残る初タイトルだ。J2降格のショックを癒やしてくれる」とペトロビッチ監督。「1年でのJ1復帰」を掲げるサンフレが、結果最優先のJ2開幕を前に確かな手応えをつかんだ。【佐藤貴洋】

[2008年3月2日12時12分 紙面から]

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