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テノール歌手秋川雅史、紅白初出場

紅白の舞台に初出場するテノール歌手の秋川雅史
紅白の舞台に初出場するテノール歌手の秋川雅史

 「NHK紅白歌合戦」への初出場が決まったテノール歌手、秋川雅史(39)に、大みそかへの意気込みを聞いた。

 「ただただビックリしましたね。でも、今年のクラシックの代表に自分を選んでいただけたというのは本当に光栄なことなので精いっぱい歌いたいと思います」とさわやかな笑顔で語る秋川は、愛媛県西条市の出身。2001年に日本人テノール歌手として最年少CDデビューを果たした実力派だが、クラシックというジャンルにこだわらず「自分の喉を楽器として、いい歌を奏でていきたい」との思いのもと挑戦を続けている。

 そんな中で出会った運命の1曲が『千の風になって』。芥川賞作家でありシンガーの新井満がアルバムに収録していたこの曲を聴いた時「この曲は自分が歌うために生まれてきた曲だ」と確信。そして、TV番組で歌ったところ大反響。自分の歌を聴いて涙する観客を目の当たりにし「この曲なしでは、歌い手としての自分はない」とまで思えるようになったという。

 その端正な風貌から「テノールの貴公子」と呼ばれる秋川だが、その素顔は気さくで熱血。故郷・西条をこよなく愛し、毎年10月に行われる「西条まつり」では、何があろうと帰省してだんじりを担ぐのが楽しみと語る。紅白の舞台に愛媛出身の歌手がソロで出場するのは秋川が初めてとのこと。故郷代表としても気合が入るところだ。

 「大みそかは、今までで一番の大舞台。自分の身につけているものすべてを出しきって歌います」と完全燃焼を宣言。しかし、紅白のステージは秋川にとって1つの通過点。余韻にひたる間もなく、新年の仕事始めは元日のディナーショーから。春に発売予定の新アルバムの選曲作業も着々進行中。「さらなるステップアップを目指して走り続けます」と瞳を輝かせた。【宮川典子】

[2006年12月19日10時19分 紙面から]

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