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映画「マリと子犬の物語」PRで来広

 3年前の新潟県中越地震の実話から生まれた感動作『マリと子犬の物語』(東宝)で、マリを演じた柴犬のイチ(メス・2歳)と、幼い兄妹を支え励ます叔母役の松本明子が、このほどキャンペーンで広島を訪れた。被災地・山古志村に取り残されながらも、16日もの間たった1匹で生まれたばかりの3匹の子犬を守り通した母犬マリ。その姿に、命の尊さ、愛と絆のすばらしさを教えられた。【宮川典子】

 広島バルト11で行われた試写会にシークレットゲストとして登場した松本とイチちゃん。松本に続いてドッグトレーナーの宮忠臣さんに連れられてイチちゃんが登壇すると、会場からは「キャー! カワイイ~っ!」の大歓声。そんな熱烈歓迎を前にしても全く動じず愛想をふりまく様子は、まさに大女優の貫録。

 撮影に入る前、プライベートで山古志村を訪れた松本は、未だ震災の爪跡が残る村の景色に大きなショックを受けたという。「胸のつまる思いで撮影に臨んだんですが、地元の方々からありがとうの言葉をいただいて、逆に私たちの方が勇気付けられました」。

 動物が登場する映画では、シーンに合わせて何頭かで演じ分けるのがほとんどだが、今作では全編でイチちゃん1頭がマリ役を演じ切った。大地震で無人となった村に残されながらも、たった1匹で子犬を守り抜くシーンでは、メークを施すにしたがってマリの表情もやつれていったそうで、これにはキャスト・スタッフもびっくり。松本も「マリは、アカデミー主演女優賞間違いなし!」と太鼓判を押した。広島宝塚、TOHOシネマズ緑井、広島バルト11、Tジョイ東広島、福山ピカデリー劇場、神辺エーガル8シネマズで絶賛上映中。

[2007年12月17日11時30分 紙面から]

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